感想置き場

うたプリの何かしらの感想を書いたりなどする

セシル丸の可憐さ儚さ切なさいとおしさを観てほしい

7/1に「劇団シャイニング 天下無敵の忍び道」を観劇してきました。以下核心にふれるネタバレがすごいです。

とにかく最高の演目だったのですが、真面目な感想は別記事で書くとして言いたいことは主に1つだけです。セシル丸が尋常じゃなくハイパーアルティメットウルトラ可愛すぎる。

とにかくこちらを観てほしい。

これに尽きる。初めから核心的なことをいいますが前公演から二代目は物語が再構築されていて、端的にいうとセシル丸は音也衛門に拾われたふりをして潜り込んだ敵のスパイです。敵というのはメインの4人がいる謝意忍具流と早乙女流をぶっ潰して俺らが忍のナンバーワンになり、将軍を傀儡にしてこの乱れた日本を牛耳ってやるぜって言ってる独特の美学があるかっこよく悪い人たちなんですけど、セシル丸は実は国を追われた王子で(原案のセシルちゃんの設定を取り入れているので実はもクソもないと思うかもしれないがしかしこの設定は初代が演っていた前作では全く出てこない設定である。何でだよ)なんか希少ですごい強い秘術(雷神の術)を使えるので悪いやつの頭領に「従えば国に帰してやる」とだまくらかされ利用され、国に帰りたい帰らなければいけないという愛国心と、異国人の自分を拾ってくれてずっと優しくしてくれた兄のように愛しい音也衛門とずっと一緒にいたいという想いで揺れて裏切りをバラされ敵に連れ戻された後儚げに月を観ては裏切ってしまった音也衛門を想いはらはら泣いちゃう(しかも音也衛門が折ってくれた折り鶴を後生大事に胸元に持っていたりする)まさに物語のキーパーソン。推しにこんな役を振られたらドルオタなら三日三晩は狂喜乱舞するであろう最高の役まわりでした。
兎にも角にも見ず知らずのしかも異国人の自分を騙されているにも関わらず優しく迎えてくれた(この出会いのシーン、山で行き倒れているセシル丸に音也衛門がおにぎりを渡すというかわいいかわいいシーンなのですが月夜の晩月下の元こんな美しい少年二人が運命の出会いをしているとかかなりドラマティックでミュージカルならここで演目きっての神曲が入るだろうな…。ちなみに初代セシル丸愛島セシルくんの故郷アグナパレスでは「あだ名を付けるのは求愛の証」です。私がどれほど悶え狂ったか察してほしい。)音也衛門のことが大好きで、忍として音也衛門と一緒に生き抜き、死ぬときには一緒に死にたい、兄弟子として尊敬しつつもさみしがりやでどこか幼い寄る辺ないところのある音也衛門を側で支えたい…そういう「セシル丸」としての一途な愛と、国を愛する一国の王子として国に帰って故郷を観たいという「セシル」としての想いや初めからスパイとして取り入ったので、今更ずっと愛してたなんて言えるわけがないと思いつつもそれでも音也衛門は優しいから自分をゆるしてしまうだろう、その優しさがつらい…許されてはいけないのに…という罪悪感で胸が引き裂かれそうになるほど苦しむセシル丸…その純粋な想い、愛の貴さ、儚げな姿…。美男子として生まれた男には一度は演って欲しすぎる役どころを推しが演じた私という人間の気持ち、きっと心に推しを持って生きている人なら皆分かってくれるだろうと思います。
ほかにも裏切り者だと敵にバラされるシーンで、音也衛門に(今までずっと一緒にいて、ずっと言ってくれた沢山の愛に溢れたことばは)全部うそだったの?(ここの小澤さんの声色がすごくこどもっぽい感じで、寄る辺ないすてられたこどもみたいに演じてるのが最高)という問いに「イエス」と冷たく答えるときのセシル丸の感情を殺そうとしつつも悲しみが抑えきれない表情とか、師匠を殺されたと思った音也衛門が敵討ちのためにセシル丸と闘うんですけど、その時トドメを刺そうとしてもさせなくて「裏切られたのに、仇なのに、どうして殺せないんだ」という音也衛門のセシル丸への愛情に溢れたセリフとか、もう何から何まできがくるうほどときめいて頭がおかしくなると思った。このままでは忍び道にジャンル移動してしまう…忍び道の同人誌ってジャンルコードは何で申し込めばいいんだ?と思うほどに同人女としても心を鷲掴みにされ握りつぶされた。

重ねていいますがBLなのか?と言われるとそうとはいえず、時代設定やいつ死ぬかもわからない忍として背中を預け合う生死を負いあった関係ということもあって、二人の共依存はかなり強く描かれているので、そういうことです。そういうのがな~腐女子はな~一番好きなんだぞ…理解ってるの…?わかってるか…分かっていてやられた……くやしい。向かってくる拳をよけること叶わず地面に伏した私という哀れな女を観てくれ。最高の痛み。

というかそもそもまず仕草が可愛すぎる。音也衛門の隣に腰掛けるときのニコニコした本当に嬉しそうな顔、音也衛門の後ろをとてとてついていくときの嬉しげな顔…そしていつも音也衛門はセシル丸の手を引いてくれるのだ……こんな、こんなのってある?もう最高、神様ありがとう。マジで最高だった。二人が並んだ時、セシル丸のほうが背が高いんだけど音也衛門が兄弟子で、とにかく顔が近くて音也衛門が話すのをなんでも嬉しそうに聴いているセシル丸…わかるよ、愛しているんだろう、彼のことを。とそっと肩を押したくなるほどいとおしかった。捌けるとき二人でたったったって手を握りあって捌けていったりするのとか、「兄弟のよう」なんですけど、邪な女に見られてそれですむと思うのか…?という悪い気持ちになってしまったので裁かれたい。あとレビューのとき基本的にセシル丸はおすましポーズでかなりかわいいの権化だった。今思い出しただけでどうにかなりそう。たすけてくれ…もう忍び道はGロッソにも新オリエンタル劇場にもいないのに…。

しかしながら物語は忍という生き方をしているキャラクターを描いた物語なのでその後の4人を思うととても胸がぎゅっとなるような作品だったので、もしかしたら辛いお話が嫌な人がいるかもしれない…でも安心してほしい。初代と同じように宴パートでアイドルとして転生し、シンメとなりめちゃくちゃ思う存分いちゃいちゃする二人に客も思う存分ペンラが振れるかなり抜け目ない仕様なので、「悲しい思いをする作品はちょっと…」という人も安心して見れる福利厚生の手厚さがあります。(ソロパートのセシル丸はほぼディズニープリンセス

小澤さんと横井さんの顔立ちが真剣なお顔は大人びてカッコイイのに笑うととてもこどもっぽいあどけなさがあるところがまさにぴったりすぎてキャスティングした人、マジでノーベル平和賞を受賞するべきだしこの二人が初共演した舞台という奇跡を見てほしい…。

とにかくどんなに言葉を尽くしても言い表せない最高の作品だったので美男子が美しく儚い忍として生きる世界、戦国時代という世界観も相まって男同士の(BLとは少し違う)慕情に涙したい女はぜひ観てほしい。後悔はさせない。こんな最高の演目が12公演しかないなんて演劇の神様が泣いてるから私は観劇してからというもの毎日寝る前に忍び道が再演しますようにとブロッコリー本社の方向にお願いしている。

横井翔二郎さんがもう一度、もう一度でいいからセシル丸として輝いているところを観たい…それを心から願っています。兎にも角にもセシル丸が好きです。セシル丸を産み作りだしてくれた全ての人にありがとう…そんな気持ちでいっぱいです。

 

真面目な感想はこっちに。

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